研究課題/領域番号 |
17K17044
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
救急医学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
塩田 修玄 東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 特任助教 (30771779)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 集中治療医学 / 補助循環 / ECMO / 生理学 / 免疫学 / トランスレーショナルリサーチ / 細胞・組織 / 細胞外小胞 |
研究成果の概要 |
本研究はECMO 管理中において問題となる多臓器不全の発症機序について、細胞外小胞の一種であるmicrovesicles の解析を通して検討するべく計画された。本研究においてある種の血球細胞由来のmicrovesiclesが模擬ECMOモデルにおいて増加することが示され、多臓器不全の新規バイオマーカー、もしくは多臓器不全の発症機序の解明につながる可能性が考えられた。本研究成果を基に企業との共同研究契約が締結された。また、研究チームの大学院生がJSPSの海外若手挑戦プログラムに採用されて、今後は国際共同研究として発展する見通しである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ECMOは最重症の呼吸・循環不全患者に用いられる長期使用型人工心肺装置であるが、依然としてECMO 症例の致死率は50%程度と高値であり、その合併症の軽減及び予後の改善は社会経済にも大きな影響を与える。本研究では、実験モデルを用いて、細胞外小胞の一種であるMicrovesicles(MV)がECMO管理中に血中で増加することを示した。本研究は、血球細胞由来のMVの多臓器不全の新規バイオマーカーとしての有用性及び、血球細胞由来のMVが多臓器不全の発症において重要な役割を果たしている可能性を示した。
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