研究課題/領域番号 |
17K17049
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
救急医学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
小島 将裕 大阪大学, 医学系研究科, 招へい教員 (70721091)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 腸内細菌叢 / 腸管免疫 / 体性免疫 / 液性免疫 / 救急 / 集中治療 / エンドトキシン / IgA / 免疫 / 重症患者 / 細菌 / 微生物 |
研究成果の概要 |
ヒトにおいて腸内細菌叢は腸管内のリンパ組織との相互作用により、免疫に関与することが注目を集めている。重症患者において急性期に腸内細菌叢が大きく変化し、その変化が合併症や生命予後とも関連することがこれまで明らかになっているが、そのメカニズムが明らかではなかった。本研究により、重症救急患者の急性期において、便中エンドトキシン量がリンパ球の分布および血中免疫グロブリン量と相関関係にあり、便中IgA量とも相関関係にあることが明らかとなった。また、代表的な合併症である下痢の発症時にもこれらのデータで有意な変化が認められた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
重症救急患者においても、腸内細菌叢と全身免疫(体性免疫および液性免疫)および腸管免疫との間には関連がある可能性があることが本研究により示唆された。重症救急患者において、急性期の腸内細菌叢を制御することは患者の免疫能を制御することにつながる可能性があり、合併症や生命予後の改善につながる可能性があると考えられる。
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