研究課題/領域番号 |
17K17066
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
救急医学
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
川嶋 秀治 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (00597198)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 急性腎障害 / ランソプラゾール / NRF2 / シスプラチン腎症 / 虚血再灌流障害 / 集中治療医学 |
研究成果の概要 |
急性腎障害の治療薬は現在なく、我々は治療薬の候補としてランソプラゾールを挙げた。ランソプラゾールには抗酸化作用を有しており腎臓を保護すると仮設した。ランソプラゾールが急性腎障害に対して保護作用を示すかどうかを検討したが、急性腎障害モデルに対して保護効果を示すことができなかった。in vitroでは腎臓への保護効果を示す可能性を認めた。今回はCOVID-19蔓延により臨床現場の逼迫などにより十分な研究時間を確保することが難しい状態であった。今後、さらなる実験により急性腎障害への保護効果を示されることを望まれる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
急性腎障害はさまざま原因で生じるが治療薬がなく、慢性腎障害に移行し透析導入が必要となる危険性がある。また、透析導入患者は年々増加しており、医療費も年々増加している。現在において、急性腎障害に対する治療薬を開発するのは急務である。そのため、本研究によりin vitroでランソプラゾールが急性腎障害への治療薬への可能性が見出すことができたことは大きい。今後、さらなる実験系により急性腎障害への保護的作用とメカニズムを明らかにすることができればよい。
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