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HMGB1制御を軸とした敗血症時の血管透過性亢進制御機構へのアプローチ

研究課題

研究課題/領域番号 17K17075
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 救急医学
研究機関久留米大学

研究代表者

鍋田 雅和  久留米大学, 医学部, 助教 (20529523)

研究協力者 高須 修  
平湯 恒久  
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワードCLPモデル / バイオインピーダンス法 / HMGB1 / CLP / HMGB-1 / 臨床
研究成果の概要

HMGB1などのAlarminは、敗血症時の血管透過性亢進の一因となることが示唆されている。虚血を伴う盲腸結紮穿孔マウスモデル(CLP)では、36時間後の細胞外水分率がsham群と比較し有意に増加し、HMGB1濃度も有意に高値であったが、細胞外水分量とHMGB1の間に明瞭な関係は認めなかった。マウス肺血管上皮細胞を用いた検討では、虚血を伴うCLP血漿の添加は、早期の経上皮抵抗低下に加え、添加後10時間前後に虚血のないCLPと異なる障害型を示した。血漿から分離したEVsの添加が同様の障害型を示したことから、EVsに包含されるAlarminと細胞障害機序について更なる検討の必要性が明らかとなった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

敗血症をはじめとする高度侵襲下に生じる血管透過性亢進は、臓器障害の一因と考えられる。ひとたび血管透過性亢進が制御困難になれば、臓器障害の進行から致死的となるため、この制御メカニズムを検討し、あらたな知見から新規治療アプローチを探索することが重要である。本研究では、血管透過性亢進を制御する対象として、血漿中のHMGB1との関係を検討したが、むしろ、血漿中に存在する細胞外小胞とHMGB1等のAlarminの関係、さらには血漿中に存在するEVsの機能を抑制しうる物質など、血管透過性亢進を制御するための新たなアプローチと検討すべき方向性を得る事ができた。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2020-03-30  

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