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肥大軟骨細胞より骨芽細胞への分化転換におけるRunx2の役割

研究課題

研究課題/領域番号 17K17087
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 形態系基礎歯科学
研究機関長崎大学

研究代表者

坂根 千春  長崎大学, 先導生命科学研究支援センター, 助教 (40792578)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード軟骨細胞 / 骨芽細胞 / 分化転換 / 細胞・組織 / 発生・分化
研究成果の概要

肥大軟骨細胞特異的にCreを発現するCol10a1 Creトランスジェニック(tg)マウスをRunx2 floxマウスと交配し、肥大軟骨細胞特異的にRunx2を欠失させたRunx2コンディショナルko (cko)マウスを作製した。軟骨への血管侵入は野生型マウスと同程度に認められた。Col10a1 CreマウスとCAG-loxP-stop-loxP-LacZレポーターマウスを交配し、LacZ陽性肥大軟骨細胞が骨芽細胞に分化転換することを確認できた。Runx2 ckoマウスでは分化転換が起こらなかったが、成獣の海綿骨・皮質骨ともに骨量は野生型マウスと有意な差を認めなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

軟骨内骨化では、軟骨細胞の成熟後、軟骨への血管侵入が必須である。Runx2 koマウスの軟骨への血管侵入は全く認めず、VEGFの発現が低下しており、Runx2 はVEGFを誘導し、軟骨への血管進入を制御すると考えられてきた。しかし、Runx2 ckoマウスでも、正常に軟骨への血管侵入は認められ、Runx2 の肥大軟骨細胞での発現は、軟骨への血管侵入に必須ではないことが明らかとなった。また、Runx2 の肥大軟骨細胞での欠損は、肥大軟骨細胞の骨芽細胞への分化転換を阻害したが、骨量に影響を及ぼさないことも明らかとなった。これらの発見は、軟骨内骨化の分子メカニズムの解明に貢献する。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Runx2 is required for the proliferation of osteoblast progenitors and induces proliferation by regulating Fgfr2 and Fgfr32018

    • 著者名/発表者名
      Kawane Tetsuya、Qin Xin、Jiang Qing、Miyazaki Toshihiro、Komori Hisato、Yoshida Carolina Andrea、Matsuura-Kawata Viviane Keiko dos Santos、Sakane Chiharu、Matsuo Yuki、Nagai Kazuhiro、Maeno Takafumi、Date Yuki、Nishimura Riko、Komori Toshihisa
    • 雑誌名

      Scientific Reports

      巻: 8 号: 1 ページ: 13551-13551

    • DOI

      10.1038/s41598-018-31853-0

    • NAID

      120006987946

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著

URL: 

公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-12-27  

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