研究課題/領域番号 |
17K17109
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
病態科学系歯学・歯科放射線学
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
宮崎 裕明 昭和大学, 歯学部, 兼任講師 (70757781)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | エクソソーム / miRNA / 扁平上皮癌 / 白板症 / 唾液 / 医療 / 口腔癌 |
研究成果の概要 |
本研究計画では「唾液由来エクソソーム中のmiRNA解析による白板症の悪性化診断マーカーの同定」を目的として行った。具体的には、以下の研究を行った。 1)唾液由来エクソソームおよびRNAの回収。2)悪性化に伴い存在量が変動するmiRNAの同定。3)候補miRNAの新規診断マーカーとしての有用性の検討。4)組織切片を用いたマーカーの有用性の検討。 なお、本研究の詳細な結果は、後日、学術論文にて公表を行う予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって、口腔扁平上皮癌患者、および、その前癌病変である口腔白板症患者の唾液中のエクソソームに含まれる特異的なmiRNAを同定した。唾液は採取することが容易なサンプルであるため、口腔癌診断を一次医療機関の段階からスクリーニング検査にて行うことが可能となることが示唆された。このことは口腔外科領域における従来の癌診断システムを大きく飛躍させる結果となり、患者の予後の向上およびQOLの向上に大きく貢献すると考えられる。
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