研究課題/領域番号 |
17K17116
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
保存治療系歯学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
須藤 瑞樹 東北大学, 大学病院, 医員 (40708046)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | インフラマソーム / LIPUS / マクロファージ / 抗炎症作用 / 抗炎症 |
研究成果の概要 |
低出力超音波(LIPUS)は、骨関連細胞に対してin vitroにおいて骨形成を促進することが報告されているが、LIPUS照射の炎症作用に対する効果はあまり知られていない。本研究は、LPS刺激マウスマクロファージ様株化細胞 (J774.1)を用いてLIPUSの炎症反応に対する影響ついて検討を行った。LIPUS照射のLPS刺激したJ774.1に与える影響について検討した結果、LIPUS照射はLPS刺激によって誘導されたIL-1βの発現を遺伝子およびタンパクレベルで抑制した。この抑制機序については、LIPUS照射によるNFκ-Bのp65シグナルの抑制であることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
LIPUS照射のLPS刺激したマウスマクロファージ様株化細胞に与える影響について検討した結果、LIPUS照射はLPSが誘導したIL-1βの発現を遺伝子およびタンパクレベルで抑制した。これはインフラマソーム情報伝達経路に影響を及ぼすものではなくNFκ-Bのp65シグナルを抑制することによってIL-1βの発現を抑制するものと示唆された。これらの知見はLIPUS照射がNFκ-Bに関与する疾患の治療法に対して有効に作用する可能性を示唆するものと考えられる。
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