研究課題/領域番号 |
17K17120
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
保存治療系歯学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
飯野 由子 東京医科歯科大学, 東京医科歯科大学病院, 非常勤講師 (90778458)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | OCT / 歯内療法 / 歯根破折 / 歯内治療 / 光干渉断層計 / 根管治療 / 根管形態 / 歯内治療学 |
研究成果の概要 |
垂直性歯根破折(VRF)は、齲蝕や歯周病と同様に、歯を喪失する原因となる。これまでVRFと根管治療との関連が指摘されている。しかし、具体的な発生メカニズムは未だ解明されていない。その原因の一つとして、非破壊的検査が困難であったことが挙げられる。近年、画像診断技術が発展し、微細な亀裂を非破壊的に検出することが可能となった。そこで、本研究課題では、光干渉断層計(OCT)を用いて、根管治療過程における亀裂発生の検出および解析を行い、そのメカニズムの解明を行うことを目的とした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の特徴はin vitroにおける亀裂の様相を近赤外光を利用した画像診断装置OCTで評価する点である。根管治療により生じる亀裂の評価をOCTで行った報告は、いまだ見られず非常に特色のある研究と考える。OCTにより歯根破折を三次元的に観察できることに着目し、それを利用して根管治療過程で発生する亀裂を検出することで、その発生メカニズムの解明を行う。 本研究により、歯根破折を生じにくい根管治療方法の提唱ができれば、既根管治療歯の予後の向上に結び付くと考えられる。歯根破折の発生を減少させ、口腔内の残存歯数を維持できれば、国民の健康に寄与する結果と成り得る。今後の歯科医療にとって非常に有益である。
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