研究課題/領域番号 |
17K17124
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
保存治療系歯学
|
研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
松井 七生子 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 非常勤講師 (10754963)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | フッ化ジアンミン銀 / 象牙質 |
研究成果の概要 |
超高齢社会における根面う蝕に対応するべく、フッ化ジアンミン銀(SDF)歯面塗布における新規還元剤併用の臨床応用の可能性を追求した。SDFに対し新規還元剤(グルタチオン)またはヨウ化カリウムを混和し、変色抑制効果、抗菌性、脱灰抑制効果およびバイオフィルム付着性を検証した。 研究結果より、SDFによる変色は濃度に依存して変化すること、また変色抑制のためにSDF塗布に還元剤を併用する手法は変色抑制効果はあるものの、脱灰抑制効果およびバイオフィルム付着抑制効果は従来のSDF塗布のみよりも劣ることが示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年の超高齢社会を迎えた我が国は中・高年者の保有歯数の増加に伴い、露出根面に発生する“根面う蝕”の急増が問題となっている。高齢者・要介護者の根面う蝕の1次予防処置としてフッ化ジアンミン銀(以下SDFと記載)の歯根面への塗布の有効性が高く評価されている。本研究はSDF塗布による黒変という欠点を改善し、SDFのより幅広い応用と高齢者・要介護者のQOL向上に大いに貢献するものと考えられる。
|