研究課題/領域番号 |
17K17125
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
保存治療系歯学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
千葉 彩香 東京医科歯科大学, 歯学部, 非常勤講師 (90778911)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 象牙質コラーゲン / 水 / 歯質接着性レジン / 酸エッチング / 接着システム / 接着性レジン / コラーゲン / レジン / 自由水 / 間隙 / 浸透 / 歯質接着耐久性 / 象牙質 / 脂質接着耐久性 / 有機溶媒 / 象牙質接着耐久性 / エタノール / 歯学 |
研究成果の概要 |
親水性モノマーHEMAを含有する接着システムにおいて,強酸エッチング後水洗するモードでは,水の代わりにエタノールを用いて被着面を洗い流す前処理によって,水置換を促し接着強度が大幅に改善されることが見いだされた。このことは,エタノール可溶性であるジメタクリレートの取り込みを増加させ、レジン-象牙質接着耐久性を大きく向上させることができること可能性を大きく示唆している。また,水の残留により重合阻害が起こった場合でも,スルフィン酸塩剤による前処理は、ボンドの重合率を向上し,象牙質接着耐久性に寄与する可能性が確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
低侵襲歯科治療が普及し直接法コンポジットレジン接着修復が臨床上広く用いられるようになってきているが,コンポジットレジンが臨床上十分な,物性,審美性を兼ね備えてきた一方で,治療の成功を支える接着は発展途上であり,接着の劣化がおこるため接着耐久性は十分とは考えられていない。本研究は,劣化を起こす水による影響を低減しよりよい長期にわたり機能する象牙質接着を獲得するため,ジメタクリレートの浸透と硬化という接着に必須のステップおいて改良する接着技法を提案しよりよい接着治療につなげるものである。
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