研究課題/領域番号 |
17K17140
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
保存治療系歯学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
飯野 正義 日本大学, 歯学部, 専修医 (00754871)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | tooth wear / 光干渉断層画像化法 / OCT / 咬耗症 / 3次元デジタイザ / 咬耗 / 三次元デジタイザ / アブフラクション |
研究成果の概要 |
客観的な診断方法が確立していないtooth wear に対して,口腔内3次元データおよび局所の OCT3次元データを応用し,tooth wear 診断モデルを構築した。すなわち,3次元データの差分から欠損の進行箇所の検出,定量を行い,進行速度を算出する。また,口腔内局所のOCT による断層3次元データから,残存歯質量を定量化する。そして,これらのデータを統合することによって,tooth wear 診断モデルとし,非侵襲的手法による歯牙摩耗症の検査評価法を確立した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
tooth wearは,齲蝕,歯周病に次ぐ第三の口腔硬組織疾患として,細菌が関与することなく歯の損耗を生じる病態の総称である。近年,国民の口腔衛生状態改善による残存歯牙の増加に伴い,その罹患者も増加する傾向にある。多くの因子が相互に作用することによって生じるtooth wearは,原因の特定および予後の判断が困難とされてきた。咬耗症や酸蝕症などの,本研究によって検査方法を確立し,質の高いデータが収集可能となる。将来的に,検査結果から多因子性疾患であるtooth wearの病態解明および,妥当性の高い治療法の提案が可能となる。
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