研究課題/領域番号 |
17K17146
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
保存治療系歯学
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研究機関 | 朝日大学 |
研究代表者 |
太田 貴久 朝日大学, 歯学部, 非常勤講師 (10454274)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 歯髄幹細胞 / 歯内治療学 |
研究成果の概要 |
我々の先行研究にてヒアルロン酸は歯髄幹細胞のCD44を介して象牙芽細胞分化誘導を示すことを明らかにしたが、CD44の発現が普遍的に象牙芽細胞分化誘導に重要であるのか明らかになっていない。そこで我々は象牙芽細胞分化誘導にCD44が関与しているのかを検証した。 我々の探索から歯髄幹細胞 をshikninにより処置することにより、象牙芽細胞のマーカーであるDSPPが発現されることがわかった。またそのDSPPの発現はPI3K, AKT , mTOR を抑制することにより抑制された。またCD44をノックダウンしたDPSCsではshikoninによるDSPPの発現が抑制された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、歯髄幹細胞を効率的に象牙芽細胞へと分化誘導する化合物の探索し成功し、また、そのメカニズムの一端を明らかにした。 これにより、不明確であった歯髄幹細胞の分化誘導メカニズムの一部を明らかにしたことにより、今後、歯髄再生の方策に繋がることが期待される。また、歯科臨床における、新たな治療法の開発の一助となる。
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