研究課題/領域番号 |
17K17147
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
|
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
浮田 万由美 北海道大学, 歯学研究院, 助教 (10778971)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
中途終了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | エピジェネティクス / 変形性顎関節症 / 軟骨細胞 / 歯学 / 下顎頭吸収 |
研究成果の概要 |
変形性顎関節症は加齢とともに罹患率が増加する疾患で,顎関節の関節軟骨の代謝異常により関節が吸収されて発症すると考えられている.エピジェネティックな制御は軟骨の代謝に関わることが示唆されているが,顎関節の関節軟骨の吸収とエピジェネティックな制御の関係についてはよくわかっていない.今回ヒストンH3のメチル化に注目して研究を行なったところ,H3K9のメチル化は顎関節軟骨代謝を制御する可能性が示唆され,今後の変形性顎関節症の治療法へも繋がることが期待された.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯科治療で扱う病気は,虫歯や歯周病,歯科矯正,顎関節症など多岐にわたるが、歯磨き,食生活,頬杖をつくなどの日常の環境や習慣が疾患の発症に関係することが多い.今回着目したエピジェネティックな制御とは,環境による遺伝子制御として近年注目されている.歯科疾患は環境要因が疾患発症に関わることが多いにも関わらず,エピジェネティックな制御との関連はこれまであまり研究されてこなかった.本研究で歯科疾患とエピジェネティックな制御の関連が示唆されたことにより,未だ解明されていない歯科領域の難病や治療法の開発に貢献できる可能性が期待される.
|