研究課題/領域番号 |
17K17150
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
石河 理紗 東北大学, 大学病院, 助教 (40734471)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 顎顔面補綴学 / 顎口腔再建外科学 / 歯学 / 口腔顎顔面再建外科学 |
研究成果の概要 |
CTやMRIなどの画像データからの再建舌形態の抽出方法,および実施の再建舌形態との誤差を補整するための再建舌モールドの製作方法を作成した. 再建舌モールドについては,再建舌の形態によって,モールド断端の設定やモールド形態(分割の有無)などに配慮を要するため,複数の作製方法を模索した.顎模型上での検証結果を基に,今後は複数の被験者での検討を重ねることで,最終的に患者QOLの向上に寄与するものと考えられた. また本研究で作成する再建舌モールドは,放射線照射による再建舌の継時的なボリューム変化の評価にも有用であると考えられたため,放射線照射中の適応を想定したモールドの細胞学的評価を行った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により,CTやMRIなどの画像データから軟組織形態を評価し,モデリングする方法について一定の基準が示された.また舌模型を基に舌および再建舌の形態を評価するためのモールド作製方法を作成したことで,舌・再建舌の形態が口腔・嚥下機能に与える影響を明らかにするための一助となる.今後、被験者での実施により得られた知見を蓄積することで,将来的には口腔・嚥下機能を維持するのに適した患者固有の舌形態の予測,およびそれに基づいたサージカルガイドを作製方法の開発へ繋げることが可能となり,術中の術者や患者の負担を軽減するだけでなく,口腔・嚥下機能に関する予後を術後早期に予測できるようになると考えられる.
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