研究課題/領域番号 |
17K17157
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
高市 敦士 東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 助教 (30707047)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 積層造形法 / 異方性 / 熱処理 / コバルトクロム合金 / 歯科 / 積層造形 / CAD/CAM / 疲労強度 / Co-Cr合金 / 歯学 |
研究成果の概要 |
付加造形法の一つであるレーザー積層造形法を用いて異なる造形角度で製作したコバルトクロム合金に対して熱処理を行い,異方性(方向によって性質が異なること)の観点から組織と機械的性質を評価した.熱処理前には組織,機械的性質とも異方性が確認されたが熱処理を行うことで全く新しい組織に生まれ変わり,異方性は消失した.一方で機械的性質や疲労寿命では異方性は大幅に減少したがわずかに残存する傾向が認められた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
3Dプリンターに代表される付加造形法を用いた「もの作り」は形状の自由度からその需要が増えてきている.しかしある形を作れることと,実際に作ったものが使えるかは別の問題である.例えば3Dプリンターで椅子を製作しても,人が座ったらすぐ壊れてしまう様であればその実用性は乏しいと言える.今回は付加造形法の一つである積層造形法を歯科治療に応用した際にどうすれば頑丈な入れ歯や被せ物を作ることができるのかを検討し,関連する学会や科学雑誌で成果を報告しました.今回の研究で得られた成果は今後の歯科治療の質を向上させる助けとなったと考えられる.
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