研究課題/領域番号 |
17K17172
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
岡崎 洋平 広島大学, 病院(歯), 助教 (00706898)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 人工呼吸器関連肺炎(VAP) / 洗口剤 / 抗菌剤 |
研究成果の概要 |
本研究では、抗菌成分「塩化セチルピリジニウム(CPC)」に着目し、人工呼吸器関連肺炎(VAP)発症リスクの軽減を目指し、新規洗口剤の開発を行った。厚生労働省「薬用歯みがき類製造(輸入)承認基準等について」に従い試作した洗口剤について、粘度測定および抗菌試験により最終組成を確定した。このCPC含有洗口剤は、協力企業の支援を得て、2019年2月26日付けで製造販売の承認を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人工呼吸器関連肺炎(VAP)の口腔ケアにおいて、欧米ではグルコン酸クロルヘキシジンを0.12~0.2%の高濃度で含有した洗口剤が使用されている。しかしながら、日本ではアナフィラキシーショックの発症以来、グルコン酸クロルヘキシジンの濃度は0.05%以下とされ効果は十分でない。そこで、本研究で開発した洗口剤は、グルコン酸クロルヘキシジンに代わり、VAP発症リスクの軽減に寄与するものと考える。
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