研究課題/領域番号 |
17K17181
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
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研究機関 | 広島大学 (2018-2019) 九州大学 (2017) |
研究代表者 |
峯 裕一 広島大学, 医系科学研究科(歯), 講師 (60605989)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ARONJ / 発症前診断 / 新規マウスモデル / microRNA / 発症前診断法 |
研究成果の概要 |
補綴歯科治療において顎堤の状態不良は、治療の成功を妨げる大きな要因となる。近年、ビスフォスフォネート(BP)製剤を初めとした骨吸収抑制薬の合併症として、骨吸収薬関連顎骨壊死(ARONJ)の発症が報告されている。関連学会からはポジションペーパーが示され、リスク因子や治療法について述べられているが、これらは医学的エビデンスに裏付けされたものではないことが強調されており、発症や進行と相関するバイオマーカーも明らかになっていない。本研究課題では、BP製剤投与と複合因子によりARONJを発症するモデルマウス作製法を確立するとともに、ARONJの発症前診断法開発のための基礎的検討を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
骨吸収薬関連顎骨壊死(ARONJ)は、補綴歯科治療に深く関係するインプラント埋入、不適合義歯や過大な咬合力等もリスク因子として考えられている。一方、骨吸収抑制薬は臨床的に有効性の高い薬剤であり、ARONJ発生のリスクと骨折予防のベネフィット等を正確に理解し、歯科治療を実施する必要がある。本研究では、より安全な骨吸収抑制薬の使用と補綴歯科治療に貢献する基礎的な知見を得ることができたと考える。
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