研究課題/領域番号 |
17K17185
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
|
研究機関 | 九州歯科大学 |
研究代表者 |
池田 弘 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (80621599)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
|
キーワード | コンポジット / エナメル質 / 歯冠修復物 / 複合材料 / 生体材料 |
研究成果の概要 |
歯冠修復物において、硬さや弾性係数などの機械的性質は重要な性質である。既存の歯科材料では、天然ヒトエナメル質と同等の硬さと弾性係数をもつものはない。そこで本研究では、エナメル質と同等の機械的性質(硬さと弾性係数)をもち、その値を自在に制御できる人工エナメル質を開発目的とした。多孔質シリカに樹脂を含浸するプロセスにより、SiO2とPMMAから構成されるナノ共連続構造を有した新規SiO2-PMMAコンポジット(人工エナメル質)を合成した。この人工エナメル質の合成条件を最適化することでエナメル質に近い機械的性質をもつ人工エナメル質が得られた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人工エナメル質は、数センチのブロック状の塊として得られるため、CAD/CAMシステムなどの機械加工によって歯冠形状に成型・加工できる。実用に耐えうる強度と審美性が得られれば、天然エナメル質と同等の機械的性質と審美性を併せもつ歯冠修復物が実現できる。
|