研究課題/領域番号 |
17K17196
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
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研究機関 | 鶴見大学 |
研究代表者 |
徳江 藍 鶴見大学, 歯学部, 非常勤講師 (20712102)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 熱可塑性樹脂 / グラスファイバー / ノンメタルクラスプデンチャー / ノンメテルクラスプデンチャー |
研究成果の概要 |
目的:グラスファイバー強化型ノンメタルクラスプデンチャーに対するエビデンスの構築を考えた. 材料と方法:グラスファイバー強化型ノンメタルクラスプデンチャーの機械的性質を3点曲げ試験を行い,従来のノンメタルクラスプデンチャーと比較検討(n=6)を行った.結果:弾性係数に関しては,ポリカーボネート系においてグラスファイバーありが,ファイバーなしと比べて高くなった(p<0.05).一方,最大応力はグラスファイバーのありなしに関わらず有意差を示さなかった(p>0.05).結論:ポリカーボネート系熱可塑性樹脂は,射出成型時にグラスファイバーの接着が可能であるが,接着が完全とは言えない.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ポリアミド系熱可塑性樹脂は,グラスファイバーを接着させることはできなかった.また,ポリカーボネート系熱可塑性樹脂は,射出成型時にグラスファイバーの接着が可能であるが,接着が完全とは言えず,使用している間にグラスファイバーの破折が先に訪れ,接着が剥がれると考えられる.グラスファイバーを熱可塑性樹脂に接着するにはそれぞれの弾性係数の差もあり,接着力が弱いため困難と考える. 今後,粘弾性の高い接着剤などが出てきたら,グラスファイバーによる強化した熱可塑性樹脂義歯が出来るかもしれない.また,熱可塑性樹脂の破折を改善するために,熱可塑性樹脂の成分改良も含めて考えていく必要がある.
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