研究課題/領域番号 |
17K17198
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
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研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
古橋 明文 愛知医科大学, 医学部, 講師 (90556094)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 閉塞性睡眠時無呼吸 / 無呼吸低呼吸指数 / 最大舌圧 / 体位依存 / 舌圧 / elastography / スクリーニング / 上気道拡張筋 / shear wave elastography / 口腔筋機能療法 |
研究成果の概要 |
閉塞性睡眠時無呼吸の重症度は、顎骨の大きさと上気道周囲の軟組織量のバランスが関係していると考えられている中、本研究では、口腔周囲筋機能を示す最大舌圧値と閉塞性睡眠時無呼吸の重症度を表す無呼吸低呼吸指数の間に相関関係が認められ、最大舌圧値の低下が閉塞性睡眠時無呼吸の増悪につながる可能性が確認された。また、最大舌圧値を高める口腔筋機能療法が、閉塞性睡眠時無呼吸の症状緩和に効果的であることが予測された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
閉塞性睡眠時無呼吸の重症度に最大舌圧値で示された口腔周囲筋機能が関連するということは、以前より指摘されている骨性顎顔面形態と上気道軟部組織の大きさの解剖学的アンバランスが閉塞性睡眠時無呼吸の要因であるということに加えて、新たに検討された内容であり学術的意義は高い。また、この結果より示された、口腔周囲筋活動を高める口腔筋機能療法を行うことがOSAの病態を改善し、根治療法となる可能性があることは、従来の永続的なOSAに対する対症療法を離脱できる患者が現れることが予測され社会的にも貢献し得るものである。
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