研究課題/領域番号 |
17K17199
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
|
研究機関 | 大阪歯科大学 |
研究代表者 |
田中 佑人 大阪歯科大学, 歯学部附属病院, 助教 (10711038)
|
研究協力者 |
Trulsson Mats カロリンスカ研究所, 教授
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | 咬合高径 / 正確度 / 精度 / 歯学 |
研究成果の概要 |
本研究では、必要な力を的確なタイミングで発揮する能力すなわち巧緻性調節能力に着目し、咬合力の正確度 (Accuracy) と精度 (Precision)を評価することで顎間関係を生理学的に決定する方法を開発することを目的として研究を行った。被験者は、様々な顎間関係条件において、画面上に映し出されるターゲットフォースを狙って、自身の咬合力を調節する。ターゲットフォースと、発揮された咬合力とのずれを正確度(Accuracy)とし、発揮された咬合力の安定性を精度(Precision)とし、巧緻性のパラメータとして選択した。そして両パラメータと顎間距離との関係を検討し、顎間距離との関係を明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
時々刻々と変化する状況の中で的確な機能運動を遂行するためには、従来着目されていた最大力の発揮というよりも、必要な力を的確なタイミングで発揮する能力すなわち巧緻性調節能力に着目することが重要だと考えている。また、臨床的に広く使用されている器具を多く使用するので、安価でありながら安全性が高い。本研究により、運動生理学的根拠に基づき、かつ広く普及できる顎間関係の記録法を提供できる可能性が示唆された。
|