研究課題/領域番号 |
17K17216
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
歯科医用工学・再生歯学
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研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
佐藤 惇 北海道医療大学, 歯学部, 講師 (30624267)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 歯胚形成 / エピジェネティクス |
研究成果の概要 |
本研究では、エピジェネティクス修飾を応用し、歯根膜由来マラッセ上皮細胞から歯原性上皮幹細胞を作製し、間葉系幹細胞との器官原基法を用いた歯胚形成能について検討することを目的とした。 まず、マラッセ上皮細胞から歯原性上皮幹細胞を作製し、歯髄幹細胞を含んだ間葉系歯髄細胞と器官原基法を用いて共培養を行い歯胚様細胞塊を作製した。その後、歯胚形成に関与するCD29の発現解析を行った結果、CD29陽性細胞率の有意な上昇を認めた。 その後、この歯胚様細胞塊を免疫不全マウスの頭蓋骨へ移植し歯胚形成能の検討を行ったが、移植組織から硬組織形成を誘導することは確認できなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで、歯胚を用いた歯の再生は研究が進められているが、エピジェネティクス修飾技術によって歯の再生が可能になれば、将来的には歯胚を用いることが無くても、親知らず等の抜去歯から採取可能な歯根膜マラッセ上皮細胞や歯髄細胞から、新たな歯胚を作製することが可能になるかもしれない。 本研究で得られた知見は、歯胚を用いること無く、患者自身の抜去歯とエピジェネティクス修飾技術を応用する方法によって新たな歯を再生するための基礎データとして意義あるものと考えられた。
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