研究課題/領域番号 |
17K17238
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
米永 一理 東京大学, 医学部附属病院, 届出診療員 (60756774)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 浮遊細胞 / 再生医療 / 細胞培養 / 組織 / トランスレーシナルリサーチ / ASC / 培養法 / 再生医学 / 細胞・組織 / 歯学 / トランスレーショナルリサーチ / 培養 |
研究成果の概要 |
細胞接着変化を活用したより効率的な細胞培養方法を開発することを目的とした。検討項目は、1)細胞の至適な播種濃度の検討、2)浮遊細胞の発生メカニズムの解明、3)浮遊細胞を用いた効率的な培養法の検討、4)より効率的な細胞の単離・抽出・培養法の開発とした。結果、1)では、至適な細胞播種濃度でも浮遊細胞が発生し、浮遊細胞の有用性が示唆された。2)では、細胞周期のパラメータを割り出し、解析を行い、浮遊細胞が発生するメカニズムを引き続き調査中である。3)では、浮遊細胞の構造変化はなく、発現している表面抗原に違いないことが示唆された。4)では、浮遊細胞の利用が組織再生においても有用性であることが確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
間葉系幹細胞の細胞源として、脂肪組織由来幹細胞(ASC Adipose-derived Stem Cell)は患者の腹部や大腿部などから、余剰脂肪組織を手術にて摘出し、脂肪細胞をコラゲナーゼ処理、および遠心分離をすることなどで単離・抽出し、単層培地にて培養することで細胞数を確保している。しかしながら、脂肪組織から脂肪細胞を単離し、ASCを抽出する過程に不確実さがある。またASCを抽出し安全性の高い細胞を確保するためには、安定的な細胞培養技術が必要不可欠である。本研究では、臨床応用のためのプロトコール作りの一環として、細胞接着変化を活用したより効率的な細胞の培養方法を検討した.
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