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女性ホルモンが神経障害性疼痛に及ぼす影響とその制御機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 17K17246
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 外科系歯学
研究機関鹿児島大学 (2018)
地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪母子医療センター(研究所) (2017)

研究代表者

山形 和彰  鹿児島大学, 医歯学域附属病院, 助教 (40784195)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワードエストロゲン / 神経障害性疼痛 / 性差 / pERK / Von Frey Test / 三叉神経脊髄路核尾側亜核 / 眼窩下神経結紮 / 卵巣摘出 / P2X4受容体 / ミクログリア
研究成果の概要

神経障害性疼痛の疫学的特徴として、男性よりも女性に多いことが知られている。しかし、神経障害性疼痛に対するエストロゲンの作用については未解明な点が多い。本研究では性周期におけるエストロゲンの多寡を再現した神経障害性疼痛モデルラットを用いてエストロゲンが神経障害性疼痛に及ぼす影響とその作用機序について検討を行った。その結果、エストロゲンは神経障害性疼痛を増悪させ、その機序として一次感覚神経または脊髄路核尾側亜核が関与している可能性が明らかとなった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

神経障害性疼痛の疫学的特徴として、男性よりも女性に多いことが知られている。このような性差が生じる原因として、月経周期が疼痛閾値に大きく関与していることから、女性ホルモンであるエストロゲンが、症状を増悪することが示唆されている。しかし、神経障害性疼痛に対するエストロゲンの作用については未解明な点が多い。本研究では、エストロゲンは神経障害性疼痛を増悪させる機序として一次感覚神経または脊髄路核尾側亜核が関与している可能性を明らかにした。今後はこの二つの領域で詳細なエストロゲン作用部位を検討予定である。これにより神経障害性疼痛の新たな創薬ターゲット部位を提示できる可能性がある。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019 2018

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Anesthetic Management of a Patient with a Vagus Nerve Stimulation Device2019

    • 著者名/発表者名
      Kazuaki Yamagata, Yohsuke Hirose, Kenji Tanaka, Miki Yoshida, Tomotaka Ohnuki, Ryozo Sendo, Hitoshi Niwa, Mitsutaka Sugimura
    • 雑誌名

      Anesth Prog

      巻: 印刷中

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] Anesthetic management of a child with Kagami-Ogata syndrome complicated with marked tracheal deviation: a case report2018

    • 著者名/発表者名
      Kazuaki Yamagata, Atsushi Kawamura, Satomi Kasai, Mai Akazawa, Michiru Takeda and Kazuya Tachibana
    • 雑誌名

      JA Clinical Reports

      巻: 4 ページ: 62-65

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2020-03-30  

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