研究課題/領域番号 |
17K17278
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
金氏 毅 宮崎大学, 医学部, 助教 (30611660)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 骨再生医療 / 機械的圧縮刺激 / 骨芽細胞 / 破骨細胞 / 骨リモデリング / メカニカルストレス / 骨形成 / 骨再生 / mechanical stress / regenerative medicine / bone remodeling / osteoclast / osteoblast |
研究成果の概要 |
本研究では、患者由来の液性因子を用いた副作用の少ないオーダーメイドの顎骨再生医療を実現することを目的として、骨芽細胞系細胞に圧縮刺激を加えて得られた液性因子の骨形成・骨再生における作用について分子生物学的検討を行った。この液性因子は破骨細胞分化の抑制のみならず、骨形成を促進する可能性があり、新生骨を獲得するための新しい薬剤になり得ると考えられた。現段階では、骨芽細胞分化能に有意な結果が得られておらず、実験系の見直しを含めてさらなる検討が必要と考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯周病や顎骨腫瘍切除後の骨欠損は、患者の摂食・発音・審美性などQuality of Life (QOL)の低下に直結する。これらの治療では、骨造成による顎骨誘導とそれに引き続くインプラントなどの補綴による咬合再建が必要になる。また、口腔外科医が治療対象とする顎顔面骨折や顎変形症では、骨折ならびに骨切り部位に一定の治癒が認められるまでの期間、患者にとって苦痛の大きい顎間固定が必要なケースが多い。そこで、迅速かつ質の高い効果的な骨誘導法が求められており、本研究では副作用の少ないオーダーメイドの顎骨再生医療の基盤を形成することを目指した。
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