研究課題/領域番号 |
17K17281
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
丸山 哲昇 琉球大学, 熱帯生物圏研究センター, 協力研究員 (60751493)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 口腔がん / 扁平上皮癌 / マイクロRNA / マイクロアレイ / 良性組織迷入 / 同所移植 / 口腔癌 / microRNA / 頸部リンパ節転移 / 予測マーカー / 後発頸部リンパ節転移 |
研究成果の概要 |
口腔扁平上皮がん(OSCC)症例の頸部リンパ節から探索した希少な良性組織迷入(BI)を試料としたマイクロRNA(miR)マイクロアレイ解析によりmiRを数種類選定した。あるmiR導入in vitro機能解析により、有意な結果が確認できた(未発表)。また、in vivo試験においてOSCC細胞口腔同所移植ならびに頸部リンパ節・肺転移マウスモデル作成の手技を確立できた。OSCC細胞株ではHSC-3-M3が最も適切と判断できたが、in vivoでのmiR投与方法の模索に難渋したため、in vitroでの成果をまず報告し、今後もin vivoでの研究を継続していく予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
口の中にできる悪性腫瘍である口腔がんは、死亡率が高い疾患です。適切な治療にもかかわらず、がんが後になって再発・転移をしやすいためです。その再発・転移の機序を解明することが、将来の新たな治療に繋がり、口腔がんによる死亡率を減らすことが期待できます。本研究では、口腔がんが転移しやすい頸部リンパ節にみられる良性組織迷入に着目しました。その中に目立って認められたマイクロRNAという核酸が見つかりました。このマイクロRNAの更なる研究により、口腔がんの機序と治療のヒントを探索してゆきます。
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