研究課題/領域番号 |
17K17299
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
小林 義和 藤田医科大学, 医学部, 助教 (00622797)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 口唇口蓋裂 / 鼻咽腔閉鎖機能 / バーチャル内視鏡 / 4D-CT / 放射線 |
研究成果の概要 |
軟口蓋の主要な機能として、声や食べ物が口から鼻に漏れないようにする「鼻咽腔閉鎖機能」が挙げられる。 口唇口蓋裂患者では鼻咽腔閉鎖機能不全を生じることが知られており、これまで鼻咽腔内視鏡検査により評価されていたが、内視鏡挿入の異物感により、小児を中心に検査が困難となることが多い。本研究では新規評価法として、CTの3次元画像に時相を持たせ、4次元画像とした「4D-CT」を用いた検査法を開発した。 4D-CTによる仮想内視鏡検査は、既存の内視鏡検査との高い一致性を認めたほか、従来では不可能だった定量化が可能となった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発した4D-CTによる検査法は既存の検査法との間で高い一致性を認めたほか、従来では不可能だった、鼻咽腔閉鎖機能不全の定量化が可能となった。また、鼻咽腔閉鎖機能に関わる解剖学的諸器官(舌、軟口蓋、咽頭)の運動協調性のような微細な解析も行えることが明らかとなった。 本検査法のさらなる推進により、手術の適応や術式の決定に応用できる可能性が予測され、より予知性の高い治療計画に結びつくことが期待される。
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