研究課題/領域番号 |
17K17302
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 産業医科大学 |
研究代表者 |
原田 佳和 産業医科大学, 医学部, 助教 (70744100)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | OSCC / CAF / G-CSF / G-CSFR / SCC / 口腔癌 / 線維芽細胞 / 癌関連線維芽細胞 |
研究成果の概要 |
口腔扁平上皮癌(OSCC)の癌関連線維芽細胞(CAF)が産生するGranulocyte Colony Stimulating Factor(G-CSF)はOSCCの増殖能・浸潤能に影響し、悪性度が高まる傾向が見られた。さらにこの傾向は、OSCCにおけるG-CSF-Receptor(GCSF-R)の発現に依存していた。以上より、G-CSFRの発現の評価はOSCCの悪性度の指標となり、さらにはG-CSFRをターゲットとした治療も期待できると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
癌患者の予後は腫瘍の進展と相関している。今日までの口腔癌関連研究では、癌実質の変化に関する研究が大部分であったが、癌実質と癌間質との関係を検討した研究はわずかであった。本研究ではCAFが産生するG-CSFの役割に注目した。その結果、CAFが産生するG-CSFはOSCCの増殖能・浸潤能に影響し、悪性度が高まる傾向が見られた。さらにこの傾向は、OSCCにおけるGCSF-Rの発現に依存していた。 本研究結果が、今後必要とされる実質と間質を一体として捉えた癌治療に発展に寄与すると考える。
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