研究課題/領域番号 |
17K17333
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
矯正・小児系歯学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
岩浅 亮彦 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 助教 (90746025)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | アロマターゼ / 肥満 / 慢性炎症 / 顎関節 / エストロゲン / 変形性顎関節症 / アロマターゼ欠損 / 歯学 / マクロファージ |
研究成果の概要 |
末梢組織に慢性炎症状態をきたしたアロマターゼ遺伝子欠損マウス、またはアロマターゼのインヒビターを投与したアロマターゼ抑制状態下のマウスを用いて、アロマターゼとマウス顎関節における変形性顎関節症との関連性を明らかにすることを目的に実験を行った。 アロマターゼの機能を抑制したアロマターゼインヒビター投与マウスの顎関節において、エストロゲン減少状態が顎関節の慢性炎症状態を引き起こし、顎関節リウマチや変形性顎関節症発症に関与している可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、肥満が全身の様々な臓器における慢性炎症病態に関与している事が報告されているが、顎関節での慢性炎症病態に、肥満による炎症性マクロファージが関与するといった報告は極めて少ない。 本研究は、世界的に問題となっている肥満が糖尿病や心疾患への悪影響だけではなく、歯科領域で近年患者数が増加しているTMJ-OAにも悪影響を及ぼすことを解明しようとした研究であり、本研究で挙げられる成果は、変形性膝関節炎などの女性優位に発症する慢性炎症疾患の病因解明につながる可能性も十分に含んだ重要な研究であり、その学術的、臨床的ならびに社会的意義は大きい。
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