研究課題/領域番号 |
17K17340
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
矯正・小児系歯学
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研究機関 | 神奈川歯科大学 |
研究代表者 |
大塚 剛郎 神奈川歯科大学, 大学院歯学研究科, 助教 (40516754)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | NIRS / 前頭前野 / 認知機能 / 口呼吸 / 鼻呼吸 / 光トポグラフィ / 近赤外線分光法 / 呼吸様式 |
研究成果の概要 |
口呼吸がもたらす障害として顎顔面の成長発育異常・不正咬合・口腔乾燥・歯周疾患など口腔内に限局するものや、仕事や学習における持久力や活動力の低下など認知機能に及ぶものまで様々な事象が指摘されている。 本研究では呼吸様式の違いが認知機能に与える影響について、近赤外線分光法(fNIRS)を用い脳活動状態を調べることで客観的評価を行った。その結果、鼻呼吸時の方が口呼吸時よりも高い脳活動状態を示す傾向が確認された。そのため、鼻呼吸時の方が口呼吸時よりも高い認知機能を発揮できる可能性が脳活動状態より客観的に示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
口呼吸の有害性は口腔に関するもの・顎顔面の成長発育に関するもの・鼻腔や気道に関するもの・情緒や身体発育障害に関するものなど多岐にわたって悪影響を及ぼす。その中でもう蝕や歯周疾患の誘発など口腔に関するものや、不正咬合や顎顔面の成長発育への悪影響は特に歯科領域との関連性が強い。本研究は呼吸様式の改善が、これまで歯科とはあまり関係性が深いとは考えられていなかった認知機能に影響を与えうるという学術的な特色を持ち、社会的に意義深い研究であったと考えられる。
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