研究課題/領域番号 |
17K17359
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
歯周治療系歯学
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
氷室 沙羅 昭和大学, 歯学部, 助教 (90736513)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 接合上皮 |
研究成果の概要 |
マウス再構成歯胚技術を用いて、GFP陽性の接合上皮を作製した。再構成歯周囲の接合上皮細胞をフローサイトメトリーにて回収、RNAシークエンスを用いて遺伝子解析を行った。GFP陽性接合上皮細胞の遺伝子発現は天然の接合上皮のものと酷似していた。回収したGFP陽性接合上皮細胞にレンチウイルスを用いてSV40 large T抗原を導入し、GFP陽性接合上皮不死化細胞株を樹立した。樹立した細胞株は、20継代を経ても増殖し、βガラクトシダーゼ活性を用いた分析でも細胞老化を起こさなかった。また、遺伝子発現も天然の接合上皮と酷似していた。以上のことより、不死化GFP陽性接合上皮細胞株の樹立に成功したと考える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
接合上皮は歯周病の起始点となる重要な組織でありながら、今まで、接合上皮細胞株が樹立されていなかった。今回、天然の接合上皮株と遺伝子発現パターンが酷似した不死化GFP陽性接合上皮株を樹立したことにより、in vitroの接合上皮細胞の研究が進むことが予想され、歯周病発症の機序の解明に繋がると考える。
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