研究課題/領域番号 |
17K17373
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会系歯学
|
研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
比嘉 千亜己 広島大学, 病院(歯), 歯科診療医 (10781817)
|
研究期間 (年度) |
2018-02-28 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | 歯学 / 舌圧 / iPad / 舌運動 / 反復舌運動検査 / 舌トレーニング / 視覚的フィードバック / 高齢者リハビリテーション |
研究成果の概要 |
舌の巧緻性を向上させるトレーニング法の開発を目的とし研究を行った。iPadに表示される指示に従い、舌を左右運動させ、その数を自動でカウントできる測定機器を用いた。まず測定機器によるカウントの正確性を検証し、より正確に舌運動を測定できるように、対象者へのアンケートと分析を行った。改良した機器は約90%の正確率で舌の左右運動を測定でき、iPadのアプリにゲーム性を持たせたことから、楽しくトレーニングが継続可能であるという意見が多数挙がった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の舌トレーニング法は、舌の筋力トレーニング器具しか現存しなかった。舌には会話や食事等で複雑な動きが必要となるため、舌の巧緻性を向上させるトレーニングの開発は、舌機能の向上に有用であると考えられる。また、iPadを用いることでトレーニングをより楽しく行うことが出来るため、継続しやすいという意見が多数挙がった。健康寿命を延長させ、フレイルに陥る前に継続してトレーニングを行うことが重要となる。左右舌運動を正確に測定でき、国民に広く普及しつつあるiPadを用いてビジュアルフィードバッグできる機器の開発は、今後多くの高齢者の舌のトレーニングに役立つと考えられる。
|