研究課題/領域番号 |
17K17381
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会系歯学
|
研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
宮久保 あや子 昭和大学, 歯学部, 兼任講師 (50643706)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 頸動脈狭窄症 / メタゲノム16S rRNA解析 / 多菌感染症 / 異所性感染 / 口腔内細菌 / メタゲノム解析 / 内頸動脈狭窄症 / 内頚動脈狭窄症 / 口腔細菌 / 老年歯科学 / 社会系歯学 |
研究成果の概要 |
内頸動脈狭窄症はアテローム性動脈硬化症が原因で生じる疾患である。過去の研究でアテローム病変部位から口腔細菌の検出を認め、口腔細菌とアテローム性動脈硬化症との関連が示唆されてきたが、特定の細菌に着目された研究が多かった。本研究では、内頸動脈狭窄症患者の頸動脈と口腔内プラークの細菌叢を16S rRNAメタゲノムシーケンスで網羅的に解析し、細菌叢の比較検討を行った。その結果、頸動脈プラークから口腔常在菌を含んだ多くの種類の細菌を多数認めた。口腔内だけでなくアテローム病変で認める細菌もまた複雑な微生物叢からなる多菌感染症と考え、アテローム形成・促進にどう関与しているか引き続き研究の必要がある。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、アテローム病変部から口腔常在菌を含んだ多くの種類の細菌を多数認め、口腔内だけでなくアテローム病変で認める細菌もまた複雑な微生物叢からなる多菌感染症と考えられる。口腔常在菌に関する包括的な研究は、各細菌の特徴および宿主防御システムとの相互関係を理解するために必要であり、アテローム形成・促進の予防につながると考えられる。
|