研究課題/領域番号 |
17K17395
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
市川 奈央子 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (20756150)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | プロフェッショナリズム / 看護職 / 看護の質 / 看護管理 / 看護学 |
研究成果の概要 |
病院に勤務する看護職を対象に個々の看護職のプロフェッショナリズムがチームダイナミクスを経て組織や患者におよぼす影響を検証するために、11施設67病棟で自記式またはWeb調査票を用いた横断的研究を実施した。看護職がプロフェッショナリズムを備えることにより,看護の質が高くなる示唆を得た。 さらに、プロフェッショナリズムを備えた看護職の経験を通して看護職のプロフェッショナリズムの成長プロセスを明らかにするために14名の看護職に半構造化面接を実施して質的研究を実施した。個々の看護職に研鑽をゆだねるだけでなく、職場環境や管理者の関わりによりプロフェッショナリズムを効果的に高められることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で得られた結果から、病棟において看護職がプロフェッショナリズムを備えることにより,看護の質が高くなることが示唆された。看護職のプロフェッショナリズムを育成することの重要性が示せた。さらに、看護職のプロフェッショナリズム育成プログラム開発の礎になるプロフェッショナリズムの成長プロセスと支援にかかわる知見を得た。 プロフェッショナリズムを備えた看護職を多く育成し、適切に組織に配置することにより、日々多様に変化する医療現場での要求に対して、看護の質を担保すると考えられる。これにより国民の医療環境への貢献が期待できる。
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