研究課題/領域番号 |
17K17397
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 愛媛大学 (2018) 金沢大学 (2017) |
研究代表者 |
上畠 洋佑 愛媛大学, 教育・学生支援機構, 特任助教 (00757271)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 看護学 / 基礎看護学 / 看護政策・行政 / 看護師養成プログラムの大学化 / 看護学へのアクセシビリティ / 学問領域の地理的分布 / 看護師学校の教養教育 / 看護師養成の大学化 / 教養教育 / 看護学へのアクセシビリティ差 / 看護に関するデータのインフラ化 / 看護学教員の不足 / 看護教育システムの踏襲 / 看護師養成大学 |
研究成果の概要 |
「大学進学と保護者の意識・行動に関するインターネット調査」の結果、看護系大学数が全大学の3割以上を占めている中で、看護学部を進学先として希望している子女の割合が低いこと、看護学部への進学希望する子女には、看護師等保健医療従事者の親類の影響があること示された。 また、「看護師学校の教育効果調査」の結果、4年制看護系大学の教養教育を通して卒業生は、表現力と主体的行動力が得られたと感じている回答者の割合が高かった。専門教育では、4年制看護系大学卒業者とそれ以外の看護師学校卒業者との知識や力の有意な差はなかった。政策策定においては、大学化に伴う教養教育の効果に注目することが重要であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
看護師養成プログラムの大学化において、教養教育が寄与しており、特に卒業生は4年制看護系大学の教養教育を通して表現力と主体的行動力が得られるものと考えられた。この研究により、今後の看護師養成プログラムの大学化に関する研究、看護系大学における教育効果の検証に関する研究について端緒となったことが本研究の学術的意義である。 さらに根拠に基づいた政策(EBP:エビデンス・ベースト・ポリシー)としての看護系大学数の増加の影響やその是非を検討する上で、本研究の知見とりわけ大学化に伴う4年制看護系大学における教養教育の効果や意義に注目することの重要性が明らかとなったことが社会的意義である。
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