研究課題/領域番号 |
17K17399
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
基礎看護学
|
研究機関 | 大阪大学 (2020) 山口大学 (2017-2019) |
研究代表者 |
大達 亮 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (10760796)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
|
キーワード | 看護教育 / 精神看護 / theory and practice gap / 授業デザイン / 臨地実習 / theory-practice gap / 精神看護学 / 看護学生 / 授業づくり / インタビュー / 授業評価 |
研究成果の概要 |
本研究は、精神看護学の講義と実習がより効果的に連結されるための方略を探るために行われた。このために看護大学生に対して精神看護学を中心とした学習経験についてのインタビュー調査を行った。このインタビューデータの分析の結果、精神看護学の学習経験は、精神看護学の知識と学生個人の生活経験が接続されることでポジティブな学習成果が前景化する可能性が示唆された。加えてコミュニケーション以外の学習成果に対する認識の有無によってもポジティブな学習経験として実習を捉えやすくなることも考えられた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、これまで研究の蓄積がされてこなかった精神看護学における知識と実践の乖離(theory and practice gap)に着目した。本研究から導かれる精神看護学の授業方略はとしては、学生の個人的な生活経験を喚起させ、この経験と精神看護学における知識をファシリテーションによって接続させることが挙がる。精神看護技術は文脈に依存する部分が大きく、その技術の有り様も個人によって異なる。これまでは技術をどう患者に実施するかという点に看護教育は重点が置かれていたが、本研究によって技術を実施する自分自身という観点も十分に考慮する必要性が示されたと考える。
|