研究課題/領域番号 |
17K17401
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
吉田 浩二 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 准教授 (30722392)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 放射線教育 / 災害看護 / 看護師教育 / 看護教育学 / 放射線看護教育 / 放射線災害 / ベラルーシ共和国 / 教育教材 / 放射線看護 |
研究成果の概要 |
本研究では、福島県で原子力災害医療に従事した看護師の経験をもとに看護師として備えるべき原子力災害医療の知識の習得に向けた教材開発およびその教育を検討した。福島県で原子力災害医療活動に従事した看護師8名に対するインタビュー調査を行った。教育内容として、<放射線防護・除染>、<線量測定>、<放射線リスクコミュニケーション>、<被災者のメンタルヘルス>、<支援者のメンタルヘルス>が抽出され、教育方法としては、≪支援経験者による体験談≫、≪シミュレーション教育≫、≪E-learning≫が抽出された。これらの結果と体験をもとにした看護職向けの放射線教育プログラムおよび教育教材を作成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
東日本大震災後に伴う原子力災害後には、日本国民の多くが放射線影響の不安から混乱を招いた。国民のそういった不安に少なからず対応したのが医療従事者である。その医療従事者の中には看護職が含まれるが、看護職は必ずしも放射線に関する知識が豊富なわけではない、むしろ基礎教育では学んでこなかったという教育背景からも知識が乏しい状況であった。今回、実際に原子力災害医療活動に貢献した看護職の体験を聴取し、体験をもとにした教育内容や教育手法について協議ができたことは、今後の看護職への放射線教育の拡充および体制構築に向けて、社会的意義は非常に高いと考える。
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