研究課題/領域番号 |
17K17407
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 埼玉県立大学 |
研究代表者 |
吉村 基宜 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 助教 (00781288)
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研究協力者 |
常盤 文枝
田口 孝行
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 専門職連携 / 尺度 / 保健医療福祉 / 専門職連携教育 / 評価尺度 / 保健医療福祉系大学 / 看護教育学 |
研究成果の概要 |
既存のIPE評価尺度や先行研究を参考にし、24項目からなるIPE評価尺度を作成した。調査は、IPEを実施している保健医療福祉系大学の学生405名を対象とし、欠損のない367データを分析対象とした。天井効果のある9項目を除去し、探索的因子分析を実施した結果、11項目3因子解の構造となった。それぞれの項目内容から、第1因子「協働的能力」、第2因子「提言力」、第3因子「組織形成力」と命名した。尺度全体と各因子におけるα係数は.70以上であり、信頼性が確認された。また、外的基準尺度の「ENDCOREs」と「協同作業認識尺度」とは、項目内容に概ね妥当な相関が認められた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
IPEはそれぞれの教育背景の違いから、各教育機関の実情に合わせて独自に行われている。設置学部・学科の違いやカリキュラム、実習施設・地域性の違い等、その要因は多岐にわたる。しかしながら、IPEによって獲得されるまたは必要とされるスキル・態度などのコアとなる部分に関しては、背景の違いに関わらず共通であると考える。本研究ではそのコアとなる構成概念を明らかにし、広く一般的に使用できる、標準的なIPE評価尺度開発であるという点に特色がある。本研究の成果により、他組織との比較が容易となり、教育プログラムや評価の改善へ寄与するだけでなく、中長期的な評価を有効的に行うことができる点でも意義があると考える。
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