研究課題/領域番号 |
17K17413
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 福岡県立大学 |
研究代表者 |
清水 夏子 福岡県立大学, 看護学部, 助教 (80468305)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 看護基礎教育 / 看護学生 / 東洋医学教育 / 漢方 / 受講意欲 / イメージ / 看護教育 / 看護大学生 / 東洋医学 / 東洋(漢方)医学 / 看護系大学 / アンケート調査 / データ収集時期の変更 / データ収集期間の延長 / 回収率の目標達成 / 教育 / 質問紙調査 / 調査協力 / 東洋(漢方)医学 / 学習意欲 |
研究成果の概要 |
本研究は、2017年度入学の看護大学生を対象に在学4年間の追跡調査(質問紙匿名回答、郵送法)を実施した。協力者192名に対し、東洋(漢方)医学に関するイメージや学習意欲の有無等について繰り返し質問し、変化を調査した。その結果、講義、演習、実習と段階的に学習を積み重ねると東洋(漢方)医学に対する学習意欲は高まり、理由も具体的に変化した。しかしながら、実習において学生ごとの体験の違い、学習量の多さ、負担感から受講に対して消極的な学生も一定数存在し個人差があった。また漢方に対するイメージは、入学時以降、著しい変化は認められなかった。以上より漢方について興味を持ち正しく知ることは重要であると示唆した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果、学習意欲は、学生の学習状況により変動することが明らかになった。これからの看護教育では、東洋医学教育の導入は急務と考えるが、ただ教育の機会を与えるのみでは、学習効果は期待できない上に学生の負担感のみに終始する可能性が考えられた。また授業時期も注目すべき点で学習意欲の高まりだけでなく、基礎的な医学および概論的な看護について学んだ2年次頃に開講すると東洋(漢方)医学の理論が理解しやすく、看護を考えながら学ぶことができると考える。学んだ東洋医学の知識を臨床現場にどのように活かすか学生が適宜、振り返ることが重要で東洋医学に基づいた質の高い看護実践ができる看護師育成につながるものと考える。
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