研究課題/領域番号 |
17K17422
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 健康科学大学 |
研究代表者 |
黒田 梨絵 健康科学大学, 看護学部, 助教 (50784584)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 災害対応体制 / 自然災害 / 傷病者受け入れ体制 / 多職種連携 / 地域特性 / 減災 / 山間地域 / トリアージ / フローチャート / 孤立時対応体制 / 避難所運営体制 / 初動体制 / 応急期体制 / 医療救護所 / 住民のニーズ / ハイリスク地域 / 災害への備え / 防災 / 地区対応力 / 谷集落 |
研究成果の概要 |
山梨県東部に居住する住民の災害発生時の対応体制のニーズ、および、市役所・消防・警察・病院の災害発生時の対応体制の課題を明らかにした。ワーキンググループを発足し、明らかになった本地域の災害発生時の対応体制に関する住民のニーズと各組織の対応体制の課題をマッチングさせ、喫緊の課題である病院における「傷病者受け入れ体制」に焦点を当て、フローチャートを作成した。 フローチャートを基に多職種合同で傷病者受け入れ訓練を実施した。フローチャートを活用した訓練の重要度・満足度は10段階評価で9点以上との高い評価を得た。災害に備え、多職種合同で災害対応体制を検討し整備、周知しておくことの大切さを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自然災害が発生した時、被害を最小限にし、各組織と多職種が連携して事態に対応する必要がある。災害が発生した時に対応する職種は多く、役割も様々であり、相互に対応体制を理解した上で事態に対応することが望ましい。 しかし、山梨県東部では、山間地域という地域特性を考慮した災害発生時における各組織の対応体制を具体的に整備していない。そこで、各組織が共に本地域の災害対応体制の喫緊の課題を見出し、体制構築のためにフローチャートを開発し、訓練を実施し、その有用性を検証した。今回初めて構築した体制は、立ち遅れている山梨県東部の災害対応体制整備に向けた貴重な災害への備えの第一歩であり、社会的意義が高い。
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