研究課題/領域番号 |
17K17433
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
赤川 祐子 (阿部祐子) 秋田大学, 医学系研究科, 助教 (10770117)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | がん看護 / がん治療中の親 / 父親 / 18歳未満の子どもをもつがんになった親 / 希望と困難の現状 / がんになった親 / 希望 / 困難 |
研究成果の概要 |
3年間の研究成果は、主に2点ある。がん治療中の親の希望と困難について、全国的な実態調査において具体的に把握されたこと、多職種共同支援の実施である。 がん治療中の親のQOLやストレス対処能力は先行研究と比較し低く、特に父親は母親よりも低いことが明らかになり、親役割が担えないことが困難であった。一方では、子どもの存在や成長が希望となり、患者自身が感じる存在価値を高めていることも推察された。子育て中のがん患者は年々増加しており、治療と生活の両立が必要となる。がん治療中の親への支援では、希望に目を向けられるような対話が重要と明らかになり、今後の支援体制構築の一助となった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、①がん治療中の父親の希望と困難について質問紙調査と聞き取り調査による実態調査・分析をし、②多職種共同支援の開発を行った。 ①では、がん治療中の親の困難とその対策だけでなく、希望への着目に学術的な独自性があったと考える。ポジティブな方向への働きかけは、がん治療に向かう親(患者)自身の力やその人らしさを支えるものにもなりうる。②多職種共同支援の開発は、支援体制構築の一歩として大きな成果と言える。
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