研究課題/領域番号 |
17K17450
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
阿久澤 優佳 順天堂大学, 医療看護学部, 助教 (60768456)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 食道がん / 手術前看護 / 患者教育モバイルアプリケーション / モバイルアプリケーション / ICT教材 / 呼吸器合併症 / 術前訓練 / 術前指導 / セルフケア / 患者教育 |
研究成果の概要 |
本研究は、食道がん患者の術後呼吸器合併症予防のため、術前指導用教育プログラムの開発を行いその活用可能性の検討を目的とした。 研究Ⅰでは、食道がん患者の術前看護の現状と課題について【患者に合わせた説明の工夫】【医療者間での連携】【資料の整備】の3つの現状の工夫と【患者と医療者の認識の違い】【医療者間の認識の違い】の2つの課題【教育プログラムへの要望】の1つの要望が明らかとなった。この結果を基に研究Ⅱでは、使用教材の検討を含めた教育プログラムの開発を行った。研究Ⅲで食道がん患者を対象に活用可能性を検討し、患者の術前訓練の必要性の理解や方法の理解の促進、学習の動機づけにつながることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は外科的手術を行う疾患の中で最も呼吸器合併症の発症率が高いとされる食道がん患者に対し、患者と看護師双方の意見を取り入れた呼吸器合併症予防のための術前指導を行う新たな取り組みである。世界的にみても食道がんのハイリスク地域にある日本において、患者看護師双方が感じている術前指導の現状と課題に対応する教育プログラムの開発を行い、その活用可能性について検討した。研究の結果、本研究で開発した教育プログラムにより、患者の術前訓練の必要性や方法の理解の促進、学習の動機づけに繋がり、患者の学習支援として一定の効果があり、臨床で活用可能性が示唆されたことは、社会的意義があると考える。
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