研究課題/領域番号 |
17K17452
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 東京家政大学 |
研究代表者 |
有澤 舞 東京家政大学, 健康科学部, 期限付講師 (50719135)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 周術期 / 視線比較 / 看護学 / 術後観察 / 視点比較 |
研究成果の概要 |
講義演習プログラムとして、視点を示す赤印を表示した当事者視点での術後観察動画を作成し、視点の動きをしている意図や、この時に看護師だったら何を考えているかを注意書きとして記載し、音声でも説明した。 視聴した学生からは、「実際の看護師の視点をみることでどこに重きを置いて観察をしているのかが分かった。」「観察している点とその時にどこに視点があるのかが分かりやすかったので、自分も実際に応用しやすいと思った。」など視点の動きを見る事で、従来の講義で習った術後観察から理解が進んだという結果となり、視線の動きを取り入れて作成したプログラムは周術期看護における患者観察を理解する上で効果的だったと言える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今までの講義演習では、手技や思考を口頭で教授していたが、視点をマーキングした映像を見る事で、学生はより看護師の視点やその時の思考が理解しやすかったと考える。周術期看護は学生が苦手とする領域の一つで、その理由は患者の状態の変化が著しく、どうしてよいかわからないのに加え、近年の入院短縮化により実習期間に体験できる機会が少なく反復学習ができないという事が考えられる。しかし、今回の視線をもとに作成した映像を臨地実習前などに視聴する事で、数少ない臨地実習を学習機会に活用することができるのに加え、臨地実習で体験できない学生には疑似体験できる教材にもなると考えられる。
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