研究課題/領域番号 |
17K17469
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
土屋 さやか 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 助教 (50757044)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 助産学 / 妊娠管理 / 妊産婦の健康 / 体型不満 / 社会経済的因子 / 社会階層 / ハイリスク妊娠 / 妊娠期栄養生理学的現象 |
研究成果の概要 |
結果の概要として、日本人妊婦は、自身の体格に関して不満をもっており、細くなりたいと認識していることが明らかとなった。また、妊娠中の体格が"やせ″や"ふつう"であっても体格が大きいほど体格への不満が大きくなっていることが明らかとなった。日本人妊婦では、妊娠中の栄養状態に関するアヘルスセスメントを行う際に、自身の体格に関する認識が妊娠中の健康関連行動を規定する重要な関連要因となっている可能性が示唆された。妊婦の社会経済的要因に関する解析では、教育歴は、体格不満と弱い関連が認められた。しかし、世帯収入に関しては、体格への不満との関連は認められなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
妊婦の食生活は妊婦のみならず、胎児の健康状態にも大きな影響を与える。研究開始当初、日本では経済的状況と食生活の関連性を示す研究が増えてきていたが、妊婦の経済状況と食生活の関連性について調べた研究はみあたらなかった。本研究は、日本人妊婦の体格不満と社会経済状況や他の因子との関連を検討した研究であり、妊娠中の栄養不足による新生児の平均出生体重の低下が懸念される本国では、妊娠中の栄養状態の改善や胎児の健康に寄与する研究になると考えられる。
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