研究課題/領域番号 |
17K17470
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 京都橘大学 (2020-2022) 神戸大学 (2017-2019) |
研究代表者 |
清水 彩 京都橘大学, 看護学部, 准教授 (90552430)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 早産児 / 新生児集中治療室 / 家族 / ファミリーセンタードケア / ヘルスリテラシー / ICT / 体動 / ICT / 環境 |
研究成果の概要 |
本研究では,ご家族が新生児集中治療室に入院するお子さんに関する情報提供ツールを作成しました.初めに,我が国の臨床での実態調査や文献検討から,ご家族は予期せぬ妊娠・出産体験に戸惑いがある中,多様な価値観を表出しにくく,入院中から育児を家族で準備することになるが,お子さんの状態理解について課題を感じていることが明らかになりました.そこで,海外で作成されたツールも参照したパンフレットを作成しました.お子さんがNICUに入院されていたご家族に調査を実施し,内容妥当性が確認しました. 今後,家族面会が通常運用された後に,新生児集中治療室に入院中の早産児がいるご家族による評価後に公開する予定である.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本では,わが子が入院する施設以外から早産児に関する情報は得にくく,SNS等での個人の経験談を鵜呑みにして不必要な不安感に苛まれる等,情報に翻弄されご家族の経験談が散見されます.本研究で作成した情報提供のツールは,家族が早産児に関するエビデンスに基づく情報源を得ることを可能にし,新生児集中治療室に入院する時期から家族が要望や育児観を深めたり,表出したりするきっかけづくりとなり得ます.また,医療者と共有することにより,家族の主体的な育児行動の促進に貢献できると考えられます.面会制限等が緩和され次第,わが子がNICUに入院中のご家族による実証が期待されます.
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