研究課題/領域番号 |
17K17471
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
鈴木 麻友 香川大学, 医学部, 助教 (10786528)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | カンガルーケア / 新生児集中治療室 / 早産児 / 低出生体重児 / 心拍変動 / 愛着形成 / 母子 / NIRS / 脳血流 / 家族看護学 / NICU |
研究成果の概要 |
早産児・低出生体重児の4症例に関して,カンガルーケア未開始時,カンガルーケア(初回,2回目,3回目)実施時と,各々の直前の児の心拍から,LF(Low Frequency)/HF(High Frequency)比を算出した. カンガルーケア未開始時のLF/HF比(5.0~7.5)に比べて,カンガルーケア時のLF/HF比(3.0~6.3)は,11回中7回減少した.また,カンガルーケア直前のLF/HF比(3.0~8.9)に比べて,カンガルーケア中のLF/HF比(3.0~6.0)は11回中7回減少した.カンガルーケアによって児の副交感神経が亢進する傾向が示されたが,症例数が少なく検定は行えていない.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新生児集中治療室で行われている,親が子を肌と肌で触れあうように抱くカンガルーケアは,児の死亡率の低下や体重減少を防ぎ,親と子の愛着を促進するとされている.早産児・低出生体重児の自律神経におけるカンガルーケアの影響を確認しようと検討したが,症例数が少なく,いくつかの例ではカンガルーケアにおける副交感神経活動の亢進を認めたが,明らかな結論は得られなかった.更に症例を増やし,検討を続ける必要がある.
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