研究課題/領域番号 |
17K17473
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
加藤 千穂 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 助教 (40789351)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | ウィメンズヘルス / 睡眠 / レストレスレッグス症候群 / 看護師 / 助産師 / 交代勤務 / クロノタイプ |
研究成果の概要 |
病院に勤務する看護職1585人を対象にレストレスレッグス症候群(RLS/WED)と睡眠の関連について横断調査を実施した。RLS/WEDの有病率は2.5%であった。 RLS/WED群と非RLS/WED群では背景、併存疾患・既往症、月経・妊娠に関して差がなかった。また、交代勤務に従事する1057人のデータから、ピッツバーグ睡眠質問票日本語版(PSQI)により主観的な睡眠の質を評価した。勤務日のPSQI 総得点が6点以上のpoor sleeperは、日勤群41.6%、2交代12.5時間夜勤群51.8%、2交代16時間夜勤群44.5%、3交代群59.8%と高く、入眠困難を主体とする不眠が高率であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究におけるRLS/WED有病率は従来の報告と同様の結果であり、明確なリスク因子は認められなかった。しかし、交代勤務に重視する看護職者は、勤務形態に関わらず主観的な睡眠の質が低下していることが新たに明らかとなった。睡眠リズムの変調は心身の不調をもたらし、臨床現場でのヒヤリハット・インシデントの発生に関連することが示唆されている。そのため、看護職者が自己の睡眠習慣を自覚するための客観的データの蓄積は社会的意義がある。また、それらのデータをもとに今後は睡眠衛生教育の実施に繋げていくことで、ウィメンズヘルスの維持・増進に寄与することができる。
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