研究課題/領域番号 |
17K17478
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
山田 加奈子 大阪府立大学, 看護学研究科, 講師 (90583740)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 妊娠糖尿病 / 2型糖尿病 / 産後フォローアップ / 病診連携 / 産褥期 / 耐糖能検査 / 産後のフォローアップ / 産後のフォローアップ体制 / 産後フォローアップ体制 / 医療・福祉 |
研究成果の概要 |
妊娠糖尿病(GDM)妊婦の病診連携と産後フォローアップ体制の実態調査を行った。GDMの血糖管理に必要な診療科と専門医を有しているにもかかわらず、一部の施設では妊婦の受入れを行っていなかった。次に、産後耐糖能検査を受診しなかったGDM既往女性の2型糖尿病発症リスクの保有状況を検討した。GDM既往女性のうち34.2%が産後耐糖能検査の未受検者であった。GDM既往女性の13.6% は2型糖尿病発症のハイリスク群にも関わらず、産後検査を受検していなかった。今後、初回の産後耐糖能検査が日常診療で体系的に受けられる方策と耐糖能が正常化した女性の継続的な支援体制を検討する予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
GDM妊婦の病診連携や産後フォローアップの現状を踏まえて、耐糖能が正常化したGDM既往女性を紹介元の産科1次医療施設へ移行する支援体制を整えることで、増加するGDMに対応できると共に地域の連携体制を維持した状態で継続支援を実践できると考える。また、産後耐糖能検査の未受検者にも2型糖尿病発症のハイリスク群がいたという結果は、GDM既往女性の受検の動機付けになる。初回の産後耐糖能検査の受検率を向上させることは、産後早期から糖尿病の予防に取り組み、早期発見をして合併症予防につながることから医療費の抑制になると考える。
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