研究課題/領域番号 |
17K17483
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 学校法人文京学院 文京学院大学 |
研究代表者 |
布施 陽子 学校法人文京学院 文京学院大学, 保健医療技術学部, 助手 (80649632)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 理学療法 / 妊婦 / 産後女性 / 腹横筋 / 骨盤底筋群 / 超音波診断装置 / 呼吸 / 腰痛 / 腹横筋エクササイズ / 横隔膜 / マイナートラブル / 経会陰法 / リハビリテーション |
研究成果の概要 |
妊婦にとって安全で効果的な理学療法として超音波画像を用いた筋収縮練習は有効であり、特に骨盤底筋群に対する介入方法は新規性が高く、「尿失禁妊婦における筋リリースに着目した介入による骨盤底筋機能の変化」として報告し、「運動理学療法 超音波フロンティア(文光堂)2021」に動画を含めた内容で紹介している。さらに‘呼吸’に着目した「妊娠中と産後における骨盤底筋の呼吸パターンの違い」や「産後腰痛女性に対する腹囲に着目した呼吸指導による身体機能への影響」での研究成果から新たな呼吸法を提案した。その結果、マイナートラブル妊婦に対する理学療法の効果は高く、その効果は産後1ヶ月まで持続できることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
妊娠期の痛みに対して、一般的に用いられている湿布や痛み止めは胎児への悪影響が考えられるため、使用できるものが限られる。産婦人科医が処方できる薬の1つとして理学療法を提示することが出来れば、より快適な妊娠期間、産後を過ごせる女性が増えると考えている。本研究では産婦人科医と協力し、安全面を徹底した環境下において、妊婦への介入方法を立案し実施した。妊娠期の介入により症状が緩和するだけでなく、産後にわたり症状の増悪を認めなかった結果から、妊娠期での介入は非常に重要であると考えられる。同時に、分娩による腹部や骨盤底への損傷は避けられないため、機能低下を生じた組織への持続的な介入も重要であると考える。
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