研究課題/領域番号 |
17K17488
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 駒沢女子大学 (2018-2021) 日本赤十字看護大学 (2017) |
研究代表者 |
水野 真希 駒沢女子大学, 看護学部, 准教授 (60547181)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 母子保健 / 社会的ハイリスク / 保健師 / 助産師 / 包括的支援 / 虐待 / 支援 / 社会的ハイリスク妊婦 / 周産期医療 / 地域母子保健 / 社会的ハイリスク母子 / スクリーニングシート / スクリーニングシートの開発 / 社会的ハイリスクな母子 / 看護学 / 妊娠 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は行政機関で母子保健に携わる保健師や助産師の社会的ハイリスク妊婦の特定方法と支援の実際について明らかにすることである。研究対象者は5つの行政機関で母子保健に携わっている保健師や助産師9名にインタビュー調査を行った。 行政機関によりスクリーニングシートの内容が異なり、地域の特性も踏まえた内容が含まれていた。しかし、スクリーニングシートのみでは特定が難しく、支援にあたる保健師や助産師の経験値や観察点が大きく影響していた。地域の特性を生かしつつもリスクを特定するための標準化した指標の作成は必要と考える
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の調査で、社会的に支援の必要な母子とその家族は増加していく中、行政機関で働く保健師助産師の役割はますます重要になってくる。しかし、社会的ハイリスクの母子を早期発見するために行政機関で使用されているスクリーニングシートには課題があり、またマンパワー不足が常態化している。縦割りの部署となり、複雑な背景を持つ家族への支援が、様々な部署で行われていることから、情報がつながらず支援が途絶えてしまう可能性も示唆された。妊産婦と子どもへの支援をコーディネートする人材を増やし、他部署と連携しながら包括的な支援が提供できるよう、行政機関での支援体制の見直しは必要と考える。
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